資格の取得から開局まで


 ここでは、アマチュア無線の資格の取得から無線局の開局までを簡単に説明したいと思います。

 アマチュア無線の資格は従事者免許と局免許からなっています。

 従事者免許は無線機を操作することができる資格、局免許は従事者免許と併せて電波を出すことができる資格です。

1.従事者免許取得の手段

 アマチュア無線の免許を取得するには2つの方法があります。

 1.財団法人日本無線協会が行う国家試験に合格すること。

 2.財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)が主催するアマチュア無線技士養成過程講習会に参加すること。

 この二つを比べると難易度は国家試験の方が難しいですが、1回当たりの費用は講習会の方が高くなります。

 しかし、国家試験に出る問題は大抵過去問から出題されることがほとんどです。多少の暗記力があればほぼ合格することが出来ます。実際に、小学生低学年でも受かっている実績もあります。

2.従事者免許の取得手順

 では、国家試験での取得方法を説明します。

@無線協会やJARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)などで発売している申込用紙(ハムショップや大きい書店に売っている)を買い、必要事項を記入して無線協会に送る

A無線協会から受験票が送られてくるので、写真貼り付け欄に自分の写真を貼り付けて試験日に国家試験を受験する。(会場は東京の場合、晴海の無線協会で行われる)

B国家試験に合格したら、3ヶ月以内に免許申請用紙必要事項を記入して住民票(窓口で手続する場合は運転免許証でも良い)など身分の証明できるものを添付して申し込む。約1ヶ月で免許が交付される。

 次に、講習会での取得方法を説明します。

@JARDに講習会の資料請求を行い、申込書に必要事項を記入してJARDに送る

A無線工学4時間、法規6時間を受講し、最後に修了試験(1時間)を受験する。

B修了試験合格後は、国家試験と同様なので省略

※私は国家試験で合格したので詳しくはわかりませんが、講習会では講義の内容からすべて出題されるとのことです。その為、国家試験より受かりやすいそうです。

3.開局(局免許取得)手続の種類

 次に開局(局免許取得)手続を説明します。ここでも、二種類あります。

 1.各地方の総合通信局に直接手続する方法(技術適合証明の無線機のみ場合)

 2.JARDを通じて行う手続です。(自作(改造も含む)機やJARL保証認定機の場合)

 無線機によって手続が異なることに気づいたかも知れません。

 実は、局免許を取る為にはあらかじめ自分の無線機を登録しなければなりません。

 手続きの前に無線機を購入する必要があります。

4.無線機の購入

 一口に無線機の購入・・・と言っても様々なメーカーから様々なバンド(周波数帯)の無線機が発売されています。

 ここで重要なのは、「どんな楽しみ方をしたいのか?」「どんなバンドで運用するか?」です。

 無線機はあまり買い替えるものではありません、自分の目的をハッキリもった買い方をしないと、後で後悔することになります。

 わからない場合はお店の人に相談するのも良いでしょうが、身近な人にOM(無線の先輩)がいる場合はその人に相談するのもいいでしょう。また、実際にハムショップでその機種を動かしてみて、使い勝手を見ておくことも大切です。

 特に最近はマルチバンド(たくさんの周波数帯)にでることができる無線機が流行っています。しかし、機械の操作はあまり好きでないor得意ではないのなら特に小型のマルチバンド機種はお勧めしません。これらの機種はマルチファンクションといって一つのボタンにたくさんの機能を付けているので操作がわからなくなる可能性があります。

5.開局手続

 無線機も決まり、ようやく開局手続をする準備が整いました。

 開局書類はJARLで発売しています。ハムショップや大きな書店で販売されています。この用紙には、書き方も載っていますので特に細かい書き方は割愛しますが、技術適合証明機種は所轄の総合通信局へ直接提出し(例外として、改造したもの、例えばブースターやパケットを接続する等の場合は自作機扱いになります)、JARLの保証認定機か自作機はJARDへ提出します。

 JARLの保証認定機の場合は、番号が開局用紙に載っていますのでそれを参考にして下さい。自作(改造も含む)の場合はブロック図の提出が義務付けられます。

※技術適合証明機種かどうかをチェックする為には無線機のどこかに郵便マーク(〒)と英数の混ざった10桁の記号があるものです。

※郵政省ではFDで提出できるソフトがダウンロードできますが、工事計画書だけしか出来ません。自信がない場合は、開局手続書類を買ったほうが良いです。

6.無線局免許状

 さて、申請から約1ヶ月位(申請の量によっては遅れる可能性もある)で無線局免許状が送られてきます。この免許状に記載された呼出符号(コールサイン)を使い運用する事になります。

7.運用

 運用編については今作っていますが、アップの予定は立っていません。しばらくお待ち下さい。


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